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平屋をリフォームで間取り変更するポイントを解説

平屋をリフォームで間取り変更するポイントを解説

築年数が経過した家などは現代の生活スタイルに合わせた間取りにリフォームしたいと考える方がいます。平屋には階段がついておらず、お子さんや高齢の方も安心して暮らせることができる為ここ数年人気です。
平屋をリフォームで間取り変更することは可能ですが、構造によっては好みの間取にはできない場合もあります。
この記事では、間取り変更の基本の考え方、費用を抑えてリフォームするポイント、費用相場をご紹介します。

平屋をリフォームで間取り変更するポイント

廊下をなくして開放的な間取り

平屋は廊下が長くなりやすく、廊下に面して細かく区切られた部屋が複数あるため、使いにくさを感じる方が多いです。複数の部屋を1つにまとめたり、回遊できる動線にすれば、移動距離が短くなり生活動線もシンプルになります。

廊下をなくすことで

・居住/収納スペースが広くなる
・温度差がによる不快感が少なくなる 
・建築コストを抑えられる
・LDKを移動経路にすることでコミュニケーションをとりやすい

などが挙げられます。

ただ、壁や柱はどこでも撤去できるわけではありません。取ることができない耐力壁や柱もありますので注意が必要です。リフォーム会社に相談し、現場を見てもらいながらプランを提案してもらいましょう。

家事動線を改善

古い住宅では、キッチンが北側に壁付けであったり、住まいの端にあったりするため、暗く寒いことも多いです。壁に向かって調理をするキッチンは、できあがったお料理をダイニングテーブルまで運ぶのにも遠くて不便ですし、リビングのお子様の様子も見られません。

しかし、カウンター式キッチンなら、料理する人とリビングにいる人との会話が生まれ、家事動線も大幅に改善できます。キッチンは進化し続けているので、壁付けからカウンター式やアイランドキッチンに変えてみるのも一案です。

リフォームでキッチンを移動させる場合の注意点&ポイント

リフォームで水回りの位置を移動する時は、現場確認と入念な計画が必要です。せっかく最新のキッチンを導入しても、通路が狭かったり動線が悪かったりすると、間取り変更の意味がなくなってしまいます。また、給排水管の移動距離が長すぎると、排水勾配をとるために床を上げなくてはならなくなったり、キッチンの移動自体が難しいこともあります。しかし、キッチンの位置とレイアウトを変えずに、似た形状の本体に交換する際は、比較的に安価で施工できる例も多く見られます。

水回りの不満を改善

まずは、いまお住まいの平屋の水回りで不便に感じていることを、リフォーム会社に伝えてください。
築年数が経った住宅にありがちな、
「トイレが脱衣室にある時、脱衣室で着替えている人がいると、トイレに入れない」
「外から帰ってきたら、すぐに手を洗いたい」
「洗濯機から干す場所が遠く、洗濯物が重くて大変になってきた」

などの水回りの不満は、間取り変更で解決できます。

リフォーム費用を抑えるポイント

リフォームで間取り変更するなら、できるだけ費用を抑えたいもの。ここでは、コストを下げるポイントをお伝えします。

全体の予算を決めておく

先にリフォームにかける全体の予算を決めることが大切です。追加工事が出た時のことも考えて、念のため予備費も含めて予算を組み、予算オーバーを防ぎましょう。

リフォームでは、工事期間中はウィークリーマンションやホテルなどの仮住まいが必要になることが多いです。またリフォームを機に、新しい家具や家電を買いたくなるかもしれません。それらを踏まえて予算を組みましょう。

間取り変更の優先順位を決める

間取りで叶えたいこと、いま不便に思っていることを全部洗いだしましょう。そのうえで、どうしても叶えたい間取りと、譲れるポイントをしっかり考えましょう。

リフォーム工事は一度に行う方が職人さんの拘束時間を集約でき、費用が抑えられます。しかし、もし予算オーバーしそうな場合は急がない工事は後回しにしましょう。

設備機器や材料のランクを下げる

システムキッチンや浴室、洗面化粧台やトイレなどは、間取り変更リフォームに伴い、新しいものにする方も多いでしょう。型落ちの設備を選べば、最新機種と機能があまり変わらずコストを下げられます。

壁や床の材料も、特にこだわりがなければ、シンプルなものを選び、貼り分けせずに、1種類の建材を選ぶと良いでしょう。

平屋の間取り変更リフォームの費用相場

平屋の間取り変更リフォームの費用相場

平屋の間取り変更リフォームの費用をご紹介します。
選ぶ建材や設備機器によって、大幅に費用が高くなる場合もあります。あくまで目安としてお考えください。

(一式)

壁を新設

10~20万円

壁を撤去、壁と床の補修工事

15~30万円

2つの部屋を1つに、壁を撤去、内装材張り替え

40~100万円

水回り設備一式入れ替え(システムキッチンや浴室、洗面化粧台、トイレ)、内装材張り替え

250~500万円

まとめ

この記事では、平屋の間取り変更リフォームする際のポイントについて解説しました。
平屋は近年人気のスタイルです。中古住宅を購入して自分好みにリフォームされる方もいます。
既存の建物を活用しながら、希望を叶えるリフォームとする際は、実績豊富な会社に相談してみてください。