100年分の感謝を込めて!
先日、上棟させていただいた津山市(加茂町)宇野の新築現場には
100年以上前の古材が使用されています。
写真はその準備段階の写真ですが
小林工業の木材加工工場で担当棟梁の山ちゃんが
古材と「格闘」しています。
この古材は今回、新築させていただく場所に建っていて・・・取り壊された二階建て納屋の棟部分に使用されていました。
今回取り壊された納屋は戦後まもなく・・・約62~3年前に建てられたそうですが・・・・でも・・・その当時の新築も古材を寄せ集めて建てられていたようで、この梁自体は100年以上前に造られたと推察されます。
施主様のお祖母さまのお話では戦後まもなくの物資の無い時代に大変な想いをしての新築だったそうです。
この梁は今回で少なくとも3度目の新築になるようです。
今回はLDKの吹き抜け部分のデザインとして活用させて頂きますが・・・・
なにぶん
3回目の利用なので以前の梁取り合い部分の欠けなども数箇所あってリメイクも至難の技です。
昨年度、大工技能競技会全国大会銀メダルの豪腕大工の山ちゃんが、梁に入った割れ目が揃うように割れ目を合わせながら古材に古材を埋メ木を施して行きます。
リビング吹き抜けの2階勾配天井部分にド~~~ンと座ります。
こんな細やかな職人技は1階からは見えないかも知れませんが・・・
苦労して建てられた先代と先祖様に感謝の思いを伝えたくて頑張ってもらってます。
きっとご先祖様が若いご家族の健やかな成長を見守っていただけることでしょう。
感謝!