照明無しでも明るいECO生活
岡山県南部・・和気町の丘陵地に南欧風の色合いの平屋住宅を建築中です。
南フランスのプロバンスからスペインアンダルシア地方にかけての南欧の住宅は軒の浅い切り妻屋根が特徴ですが・・・あれは雨の少ない地中海性の気候風土から生まれたスタイルです。
梅雨のがあり、降水量の多い日本の風土ではあの軒の浅さを表現すると暮らしにくい家になってしまいます。
今回のお客様のご要望は色合い的には南欧の明るい雰囲気・・・でも軒は深く・・
日本的な南欧風デザインをご要望でした。
家の四方すべてに軒を出すために切り妻屋根ではなく寄棟にしました。
軒を深くすることで夏の強い日差しは軒先でカットして、冬の柔らかい日差しは軒先をくぐって室内の奥まで差し込む配慮をしています。
北側に連なる棚田の風景を楽しむために設けたLDKは南からの陽光は畳コーナー越しになってしまってダイレクトな陽光は無理なプランになってしまいました。
そこで、何とか陽光をLDKに導きたい配慮から北向き屋根面にトップライトを設けさせていただきました。
トップライトは壁面に設ける窓に比べて3倍以上の明るさを届けてくれます。
でも・・・・設置位置の配慮を間違えると夏場に熱くてたまらない!!!なんて事にもなりかねので要注意でもあります。
こちらの場合・・・北向き屋根で遮熱ガラスを用いているのでその心配はありません。
以前、設置させていただいたお宅でも・・・・
「昼間は照明が必要ない!!電気を消し忘れたかと思うほど!!」
と好評でした。
今回はLDKと和室・・・そして、引き込み戸を全開するとローカ、玄関までもがワンルーム30畳につながる広々設計です。
真ん中の勾配天井のトップライトからの陽光で全体を明るく保てるECO設計で地球に優しいロハスな暮らしが楽しめます。
5月末の完成見学会が今から楽しみな作品です。
地域に役立つ会社を目指しています。
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