We Love Chair #5
岡山で高性能な注文住宅を建てるなら 株式会社小林工業 設計営業の小林新拓です。
いつも小林工業のブログ、Facebookをご覧いただき、誠にありがとうございます♬
今回で5回目の紹介になるWe Love Chairですが、今回は前回紹介した「マルガリータ」をつくっている天童木工からもうひとつ
『バタフライスツール』designed by 柳宗理
今回は日本人のデザイナーによって生み出された蝶のような形が特徴のスツールをご紹介します。
バタフライスツールは1956年に柳宗理によって発表され、誕生から半世紀以上経つ今でも多くの人々を魅了し続けています。
構造自体は同じ形の成形合板を2枚つなぎ合わせたシンプルなものですが、人工物でありながら自然の物のように見える理由は、天童木工による高い技術によるもの。
左右対称の板が支え合う様から、結婚祝いに選ばれる方も多いだそうです。
このスツールは、その名の通り蝶が羽を広げたようなフォルムが名前の由来。
日本特有のセンスによる美しさから、パリのルーブル美術館に収蔵され、海外でも高い評価を得ています。
バタフライスツールは軽く持ち運びがしやすいので使う場所を選ばないので、例えば玄関で靴を脱ぎ履きする際の腰掛け やバッグの置き場にしたり、ソファに座った時のオットマン、本やトレーなどを置いてサイドテーブルがわりにしたりと、 様々な場所・用途で使うことができます。
ただ美しいだけではなく持ち主の日常に寄り添う、柳宗理の「使われるための美しい形」という理念を体現した家具なんです。
日本のプロダクトということもあり、和の空間、小物との相性は抜群。畳の直線の中にバタフライスツールの曲線がよく映えます。
今回はスツールということで『座る』という椅子の概念から離れ、サイドテーブルや小物置きの代わりにすることで、インテリアとしての幅を広げてみてはいかがでしょう。
ちなみに柳宗理はカラトリーのデザインなども手掛けているので、まずはそちらから使ってみるのもいいかもしれません。
それではまだ次回をお楽しみに♪