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フランク・ロイド・ライトの作品に思う

eb4175ff.jpg今回の研修のメインとも言えるライトの作品巡りでしたが・・・ライトが手掛けた住宅を見るかぎりではこれといった感動を得ることがなく少し残念でしょうか?ライトは100年前に活躍したアメリカの建築家で日本にもいくつかの作品を遺しています。今回見学した作品も100年前にしてスチームによる全館暖房や間仕切りをなくした広々とした間取りなどその当時としては最先端の技術と日本の建築デザインを取り入れた「らんま」「なげし」「格子」「しんかべ」などが住宅の各所に見られ・・・その当時ヨーロッパで流行ったジャポネスクの流れが沢山取り入れられています。
引き出しの収納・船底天井のローカ・有田焼の食器・浮世絵など日本の史料館??を思わせるライトの自宅兼オフィスでした。
天才建築家として世界中に作品を遺したライトですが・・・日本文化を真似たスタイルが彼の原点にあるのかと思うと驚きでした。また、私達が見せていただいた住宅は全てが超高級住宅で・・・一般庶民には手がとどかない物で庶民目線の作品でないのも少し残念でした。
でも、あのライトが日本文化を手本にしていたのかと思うと日本人としても嬉しくなります。全て欧米を真似る日本人ですが回り回って日本に戻って来るんですね。
アメリカにしてジャパンモダンを感じさせてくれるライトの作品でした。
こうしてblogを投稿してるのは朝6時、シカゴ中心部の一般的なホテルなのに部屋が少し冷え込んできます・・・真冬にはマイナス20度を下回る地域なのにシングルガラスの窓なのも少し驚きです。省エネ対策はドイツの方が普及しているようです。きょうはコーラー社でキッチン・水まわりの見学!そして・・・西へシアトルまで移動です。楽しい仲間と有意義な研修が続いています。