炭を求めてプチ旅行
昨日は2トントラックで岡山県の北西部の山村までプチ旅行
涼やかな山間地をドライブしてきました。
岡山道の有漢ICから高梁市を経て成羽へ・・・・
山深い地域なので・・・川の水も透明感があって・・・きれいです。
成羽からは・・・成羽川に沿って北上
途中には清流に架かる吊り橋・・・
軽自動車程度なら渡れそうです。
橋の中央で川面を眺めてみたい所ですが・・・先を急ぎます。
成羽川の源流域は広島県にも到達するそうですが・・・
今日はその・・・源流域へのプチ旅行となりました。
高速を利用しても片道3時間!!
何でそんな遠くまで???って思われるかもしれませんが・・
今回は良質の木炭を求めて生産者の森林組合さんを訪ねてゆく事になったからです。
『ロハスの家』の最新バージョンでは木炭を使って「空気浄化」と「遠赤外線効果」と「湿度調節作用」によって快適な室内空間にしてくれるシステムを考案して・・・実証実験を始めました。
その為に良質な木炭が必要となったからです。
LOHAS Stationを出発してから・・・3時間
ようやく目的地の成羽川源流域の炭焼き小屋に到着です。
断崖絶壁の山すそに広場があり・・・炭焼き設備も整えてありました。
私の子供の頃の炭焼き窯を山の斜面を掘って赤土で作ってありましたが・・・・現在は鋼鉄のフレームに耐火煉瓦で作られています。
1週間前に注文したのですが・・・・注文に合わせて新たに焼いていただいたそうです。
注文した調湿炭は通気性の良い不織布に詰めてありますが・・炭を砕いた状態になっています。
私的には調理用の炭を作った際の不良品・B品を詰めているのかと思っていましたが・・・・
シッカリと焼きあがった一級品を砕いて袋詰めされてると聞いてビックリ!!
工場内にある機械で決められて大きさに砕いてあるそうです。
小さくなってしまった粉の部分も選別されて・・・
粉に部分は畑の土壌改良剤に販売されるそうです。
注文しておいた100袋の炭をトラックに積み込んで頂きました。
帰りに不意のスコールに遭っても大丈夫なように・・・
ブルーシートで大切に包み込んで帰ります。
以前(50年前)は炭焼きは山村の大切な産業で・・・約15年をローテーションで雑木山を切り出して炭焼きされていたそうですが・・・
この頃は・・・手入れされていない雑木山なので・・・50年以上経った大木が普通で・・・薪割りしないと炭に焼けないのだとか・・・
森林組合さんも地域の雑木山を切り出して炭に焼いて・・・山村を守る事業にしたいと設備を整えられたそうですが・・・
現在は家屋を解体したときに出る産業廃棄物を原料に作られた炭や・・・東南アジアの途上国のマングローブを倒して作られた炭など・・・非正規な炭の出現により森林組合さんの炭事業も厳しい状態だそうです。
しかし・・・『ロハスな家』で使用する炭は・・・
住む人の心も体も浄化してもらわなくてはなりません。
上質のクヌギ・なら・樫を原料に炭本来の作用を十分に発揮してくれる「上質な炭」を求めています。
今までも森林組合さんの炭を使用させていただいていましたが・・・
今回、すべてのロハスな家に使用するに当たり・・・生産者の方に会って・・・
私たちの家創りに対する想いも伝えて・・・・
生産者の方の炭と山守りに対する想いを聞かせていただいて・・・
お互いに想いを交わしてお付き合いさせて頂きたいと思ったからです。
地域で産出された炭を使う事は・・・地域の山と自然と人を守る事につながります。
そして・・・良い炭はその家に住まわれる方の健康を守ってくれます。
作り手と住まい手・・・お互いに幸せに暮らせる家創りにしたいと思っています。
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