エネゼロの生活を目指して
美作市大井が丘で建築中の現場です。
1階ピアノROOMからローカにかけての天井裏には蛸足のように通気ダクトがうねっています。
今回のお宅は光熱費ゼロを目指した住宅です。
屋根には太陽光パネルが張り巡らされて・・・一般住宅では最大規模となる7kwの太陽光発電システムが設置されて、月平均18000円程度の発電を予定しています。
太陽からの恵みで全ての光熱費がまかなえるように創る家が「エネゼロの家」と考えています。
今回のお宅は光熱費のロス(無駄)を抑えるように様々な工夫がなされています。
写真の蛸足パイプは建築基準法で義務付けられた24時間換気での外気からの熱のロスを最小限に抑えるシステムです。
一般的に「ロスナイ換気」と言われていますが・・・ロスナイは三菱電機の商品名なので・・・・正確には「熱交換型換気システム」です。
空調された室内の温度は快適に保たれていますが・・・岡山県北の外気温度は厳冬期ではマイナス10度近く・・・猛暑では40度を超える事も有ります。
そんな外気をそのまま換気してしまうと大きな空調ロスが出来てしまいます。
そこで・・・今回のお宅では外気と室内の空気を強制的に換気する際に外気と室内空気で熱交換して・・・・夏は猛暑の外気を空調された室内空気で冷まして・・・
厳冬期は反対に凍えるような外気を室内空気で温めて室内に導きます。
わずかに思える24時間換気の熱ロスですが・・・24時間常時換気し続けるとなると大きなエネルギーロスを生んでしまいます。
今回は樹脂複合サッシに次世代省エネ基準の吹き付け断熱で小林工業の最高レベルの高断熱・高気密住宅となっています。
エネゼロ住宅となると・・・わずかな熱ロスも全て押さえ込む工夫が必要となります。
今回の「エネゼロ住宅」は数々の研究と実験を重ねながら工事が進んでいます。
11月にはエネゼロ住宅の快適性を体感いただける見学会もご用意しています。
完成見学会もお楽しみに!!