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「一家の大黒柱」

子供の頃・・・・オールウェイズ三丁目の夕日の時代です

今から40年前・・・親父が絶対権力でした。

朝食・夕食は家族揃って・・・親父が一品多い・・切り身は一番大きい

風呂も必ず親父が一番風呂、都合が悪けりゃお祖父さんが替わりに

親父が風呂に入ると誰かが風呂の焚口から湯加減を尋ねる

そんな時代の中で私は育ちました。

古い家の食堂兼台所はカマドで煮炊き、天井は無くプラネタリュームのようで黒い梁の上に何箇所か光が漏れていました。

そんな古い家に大きな大黒柱が有り台所からも玄関土間からも力強く見えました。

大黒柱 = 親父の威厳 のように思っていました。

小寺邸上棟

今日、津山市川辺でイノスの家の建て方です。

どっしりと天然桧の大黒柱が据えられています。

玄関ホールからリビングに入って正面に見えます。

LDKの中心から家族を見守るように・・・

現在、小林工業が創るイノスの家は震度7の1.5倍の力にも倒壊しない構造計算がなされています。

構造計算上は特別に、こんなに大きな柱を入れる必要は無いんですが・・・一生懸命に働いてくれるお父さんに敬意を表わして「大黒柱」を入れるようにしています。

時代はながれ・・・・我家では私が最後のお風呂で掃除片付けが担当です。

時は流れても親父の威厳を・・・せめて大黒柱に込めたい!

私のわがままがデザインに表れているのかもしれません・・・

来年、3月中旬に完成見学会の予定です。お楽しみに

 

 

 
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