何で造成やり直し?
何十年も風雪に耐えてきた擁壁ですが・・・・解体してやり直しです。
津山市二宮で分譲地の擁壁を壊して造り直す工事を行っています。
造成・擁壁工事で数百万の工事になってしまいました・・
「何で壊してやりなおすの??」
って思われるでしょうが・・・仕方ないんです・・
都市計画区域内で一定以上の建物を建てる場合は必ず確認申請(建築許可)が必要となります。
その時に隣の土地と高低差が2m以上ある場合は擁壁・ガケ地の安全を確認しなければなりません!
今回のお宅は造成地でありながら、造成した時代が30年以上前で、現在のような宅地造成法の申請・許可を受けられていませんでした・・
擁壁高さは3m前後あり本来(現在)なら工作物として確認申請を受けていなければならない構造物です。
今回は既存の擁壁は強度を証明出来るほど強固でない為に取り壊してあらたに擁壁の確認申請(築造許可)を取らなければ建築工事の確認申請も受けられません。
お施主様も二社の大手ハウスメーカーに相談されたそうですが・・的確な対応がなされなかったそうです。
今回、小林工業では全ての申請をクリアして造成(擁壁)工事を進めています。
間もなく造成工事が完了して擁壁(工作物)の完了検査を終えれば、やっと新築工事の確認申請の手続きに入れます。
12月初旬に新築工事の地鎮祭・1月中旬に上棟の予定です。
※都市計画区域内の場合は現在、お家が建っていても安心できません!
同様の工事が必要な場合がありますのでご注意下さい。