清流「海田川」
海田は岡山県の東北部の谷間の村で岡山県で最も茶業盛んな地域でもあります。
春、秋は深い霧に覆われ美味しいお茶が育ちます。
海田川は清流として有名でもあり、サワガニや天然記念物の「四つ目(正式名は忘れました)」などの珍しい魚もすんでいます。
いつもなら6月10日頃を盛りに蛍の乱舞も見られる自然豊かな清流でした。
しかし、地球温暖化に伴い集中豪雨に見舞われるようになり川幅の拡張をせざるを得ない状況となり海田川と支流の合流地点(海田橋付近)の川幅が2倍位に拡幅され川底も下げられました。
お陰で奇麗だった自然石の石垣は味気ないブロック積みになり、魚の棲家もなくなってしまいました。自然に育つクレソンや蛍の餌となるカワニナも全くなくなってしまいました。
我家のおてんば娘が小学校の頃にスカートをひるがえして欄干から飛び込んでいた海田川の深みも埋まってしまいました。
川幅が広がり、スムーズに流れるようになり洪水災害時に安心して暮らせるようになるかもしれません・・・・・
しかし・・・今年の蛍をココで見ることもないでしょう・・
カリホルニアで野生動物保護の勉強中の長女が見たらさぞかし嘆くことでしょう・
人間の生活を優先することは、地球環境に対してわがままな生活をする事なんですね・・・
ランドセルをホッポリ出して川魚を追いかける子供たちを見かけるように・・
乱舞する蛍を楽しめるように・・・
早く自然回復することを祈らずにはいられません。