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今年の冬は電気代が高い!? 今年だけではありません‼

岡山で高性能な注文住宅を建てるなら 株式会社小林工業 設計営業スタッフのYです。いつも小林工業のブログ、Facebookをご覧いただき、誠にありがとうございます♬

皆さんのおうちの電気料金は、例年と比べていかがでしょうか?

昨年末に気象庁から「異常気象の原因となる“ラニーニャ現象”が、続いているとみられる。」と発表がありました。「ラニーニャ現象」が起きると、冬の間は気温が平年より低くなり、日本海側を中心に雪の量が増える傾向があることから、気象庁は今後の気象情報に注意するよう呼びかけています。

外気温が低いと、暖房に使用する電力も多くなり、それでなくとも電力の使用量が増えてきます。でも、電気代の料金の仕組みは、なかなか複雑です。

 

料金プランのコースの時間帯による電気料金単価の違い

中国電力の電気料金プランは、一般的な家庭は下記のコースがあります。

○ スマートコース(電気代を少しでも安くしたい方、電気の使用量が比較的少ない方)

○ シンプルコース(電気をたくさん使っても料金単価が変わらない)

○ ナイトホリデーコース(夜や休日に電気をよく使う方)

○ 電化Styleコース(給湯器の熱源が電気の方)

※ 平成28年3月31日までのご契約の方は、他にもコースがあります。

同じ電化製品を使用しても、電気料金のコースによってkWh あたりの電気料金が異なります。

例えば、平日朝9時に洗濯機を使用した場合

○ 電化Styleコース 30.62円/kWh

○ シンプルコース  25.78円/kWh

と、シンプルコースのおうちが安くなります。しかし夜9時の場合だと

○ 電化Styleコース 14.87円/kWh

○ シンプルコース  25.78円/kWh

と、料金が逆転します。基本料金などがあるので、一概に比較はできませんが、家事の時間を考えて電気を使用しましょう。また【電化Styleコース】の場合は、休日は一日中ナイトタイム(夜9時~明朝9時)の電気料金なのがうれしいですね。

中国電力の電気料金コースの詳細については、下記をご参考にしてください。

電気料金メニュー|ぐっと ずっと。WEB|中国電力 (energia-support.com)

※ 平成28年3月までにご契約されているオール電化住宅の場合は、深夜電力の時間帯は、夜11時から翌朝8時までになります。

 

全世帯が負担している【再エネ賦課金】 

再生可能エネルギー促進賦課金(以下「再エネ賦課金」)は、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーの電気を、高値で電力会社等に売電できるようにする「固定価格買取制度・FIT制度」を支えるために使用されています。FIT制度は、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社(小売電気事業者)が一定期間固定価格で買い取ることを国が約束する制度です。

この制度において、小売電気事業者が発電事業者から電気を買い取る際の費用の一部は「再エネ賦課金」というかたちで電気料金に上乗せされて、全世帯が負担しています。

2009年に始まった再エネ賦課金によって、太陽光発電や風力発電などで発電した電気は、通常買う時の金額(買電価格)よりも高い売電価格で中国電力などの電力会社に、10年(もしくは20年間)売り続けることができます。

FIT制度における年度の売電の買取価格と共に賦課金単価も、経済産業省のWEBサイトに発表されています。

FIT制度における2021年度の買取価格・賦課金単価等を決定しました (METI/経済産業省)

再生可能エネルギーの買取価格は年々下がってきていますが、全世帯が負担している再エネ賦課金は2009年が【0.22円/kWh】だったのが、2021年は【3.36円/kwh】

なんと15倍以上!!

単純計算すると、1ヶ月500kWhの電気を使用している家庭だと、再エネ賦課金は

・2009年 500kWh×0.22円=110円

・2021年 500kWh×3.36円=1,680円

使用電力量は同じでも、12年前と比べると

1ヶ月で【1,570円】高い!! 年間だと【18,840円】!!

これから先も上がりそうですね・・・💦

※ ほくでんWebサイトより引用

この他にも、電気代が上がっている要素が・・・

○ 燃料調整制度

発電に使う原油,LNG,および石炭の燃料価格は,為替レートや市場の動きにより変動します。「燃料費調整制度」は,その燃料価格の変動を,あらかじめ定めたルールにより,電気料金に反映させる制度です。(中国電力WEBサイトより)

・21年12月分 1.05円/kWh

・22年1月分  1.59円/kWh

・22年2月分  2.52円/kWh・・・、これまた値上がり。

日本はエネルギー資源のほとんどを輸入でまかなっているため、世界の経済状況や政局の変化が燃料価格に大きく影響します。そのため、電気料金が完全に固定されたままだと、燃料価格が高騰したときに発電事業者が大きな損失を被る可能性があります。そういった事態から事業者を守るため、燃料費調整制度が設けられています。
現在の高騰の主な原因は、「原油価格、石炭、液化天然等」の輸入調達コストが影響しています。

○ マイコン割引の廃止

2018年4月に廃止されました。深夜時間帯に電気を使用する「エコキュート」や「蓄熱暖房機」を使用している世帯が対象でした。

我が家の場合は、月額1,300円くらい割引だったので、痛手でした・・・。

これからの住まいには

やはり「太陽光発電システム」を設置するのが良いですね♬

・再生可能なクリーンなエネルギーで、カーボンニュートラルの実現に貢献できる

・自宅の屋根で作られるので、送電のロスがない

・高い電気の時間帯(電化Styleコースの場合)は、太陽光で電力が賄えるので電気代がお得

など、メリットがいっぱいですが、デメリットもあります。

詳細は、弊社家創りの師であられる〈 松尾和也先生 〉の、YouTubeをぜひご視聴ください。

都道府県別リスク込みでも得する太陽光発電の選択法と運用法 – Bing video