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全館空調「床下エアコンの家」

10年前に札幌の工務店さんが始められた床下エアコン暖房の住宅を研修に行かせていただいて始めた「ロハスな家全館暖房」ですが、様々な研究を重ねて消費電力を削減し、温度ムラのない快適性を高めて来ました。
 
今回、完成体感会を開催させて頂いた作品です。
 
 
 
24時間の温度履歴が見える温度計を設置して温度経過を観察しています。
 
 
 
 
床下エアコンは省エネ能力を示すAPF 7、5の超省エネエアコンを床下に半分埋め込んで設置して温風を床下に吹き込みます。エアコンは床上の室温を感知して運転する様に工夫して有ります。
これが一番大切なポイントです。
 
エアコンの設定温度は21、5度
 
 
外気の最低気温は6度以下
 
 
 
南面に日射エネルギーを取得するためのテラス窓、高窓などを設けていますので日射によるエネルギーは最大2000W程度得られます。
松尾設計室さんの直接指導を頂いた成果を詰め込んだ作品でもあります。
 
 
UA値 0.38
C値  0.18
 
高性能住宅なのでわずかなエネルギーで快適な温度に保たれるのですが、この時期はまだ暖かい日差しも入るので、日中は日射取得熱で少々オーバーヒート気味に温度が上がります。
夕方6時〜朝9時迄の時間帯のみエアコンが21.5度で運転する設定ですが、昼間の日射取得熱とあいまって1日を通して快適に暮らせます。
 
 
2階子供部屋、寝室は床下の温風を送るので床下エアコンと離れていても快適な温度に保たれます。
温度計の表示は1日の平均温度が表示されていますがそも下の棒グラフの温度を見ていただくと、1日の温度変化が見て取れます。
 
   
 
 
夜中、朝方の冷え込む時間帯もエアコン設定温度を下回ることの無い快適温度が保たれています。
 
温度変化、ヒートショックのない暮らしを最小のエネルギー消費で実現しています。
 
ロハスな家の床下エアコン暖房は小林工業ショールームでも体感できます。
お気軽にお立ち寄り下さい。