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Eco-Love Letter 5通目:「鮭が森をつくる」



こんにちは。寒くなってきたアラスカからKanaが更新です

 

アラスカといえば、鮭。現在、鮭の遡上真っ只中です。

今近くの川に遡上してきているのは、カラフトマスとベニザケ。


 

水中に暮らすこの鮭たち、実は、森の生態系にかかせません。

salmon 


鮭といえば、熊。
この時期、魚のつかみ放題のため、栄養たっぷりの脳と卵の部分を食べると、残りはポイ捨て。

small
 

え~~もったいないっ!!

 

いえいえ、実はこれが森を作っているのです。自然界に無駄は無い!

 


熊のほかにも、鷲やカモメ、カラス、リスなど、さまざまな動物たちが、

森のあちこちに鮭の食べ残し、つまり、「天然の肥料」をばら撒いています。

そのため、川のあたりは一体が魚臭い・・・!


そして、豊かな森は、他の生物の住みかや餌場となる。
 

川辺の木は特に育ち、不必要となった枝や葉は川に落ちて、稚魚の隠れ家に。また、産卵の終わった鮭の死骸を受け止めるので、微生物や藻の繁殖につながり、鮭の稚魚の餌になります。

 

そうしてある程度育った稚魚たちは、川や海で、たくさんの動物達のごちそうになります。

 

そして、人間も鮭が好き

 

生息地の破壊、乱獲により、数が減ったため、今では人工飼育の鮭を放流する川も多いですが、人工飼育で育った魚からの病気や、天然のものとの交雑による種の汚染など、問題も多くあります。

            brank

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